国内クラウドファンディングの上位『WESYM』とは?【評判・口コミあり】

米国を皮切りに、今や日本でも一般に普及しつつあるクラウドファンディング。

日本国内のクラウドファンディングサイトも数が増え、急速に成長を続けています。

そんな数あるクラウドファンディングサイトの中でもトップに数えられる事の多いWESYM(ウィシム)。ここではクラウドファンディングサイトの一つであるWESYMの特徴や使い方についてご紹介しています。

 

WESYM(ウィシム)とは

日本国内には現在でも多数のクラウドファンディングサイトが続々と登場しています。

そんな数あるクラウドファンディングサイトの中でも、トップに数えられるのがこのWESYM(ウィシム)です。

 

代表取締役を浅見善治氏が務めるWESYMにはYahoo!ジャパンやマイクロソフトに勤めていた国内外の優秀なスタッフが集結しています。

利用者の事を第一と考えた使いやすいシステムの開発、他企業とのコラボレーションをはじめとした自社の宣伝活動にも積極的であり、メディアだけでなくクラウドファンディングの利用を検討している一般ユーザーからも注目が高まっているサイトです。

 

WESYMの沿革

WESYMの本格的な稼働は2012年の2月。実業家である笹本裕氏の手によって、WESYMの前進となる株式会社ドリーム・フォーが2011年に立ち上げられた事がそもそもの始まりでした。

 

2013年にビッグデータやAIを使用した事業を行う株式会社オウケイウェイブと提携を結んで一気に注目を集めた株式会社ドリーム・フォーは、2014年になると現在まで使用されているWESYMに社名を変更。

自社オリジナルのASPサービスの開始、芸能人やアスリートなどの著名人の起用などで徐々にシェアを拡大する事に成功し、現在では日本のクラウドファンディングサイトとしてはトップに入るほど成長する事となりました。

 

代表取締役、笹本裕氏の経歴

ここで少しWESYMの運営元である株式会社ドリーム・フォーの代表取締役を務める笹本裕の経歴について見てみましょう。

笹本裕氏がWESYMの運営元である株式会社ドリーム・フォーを設立したのは2011年。それ以前には、MTVやマイクロソフトの代表取締役、執行役員などを務めてきており、類まれなる経営手腕を持った実業家である事が伺えます。

 

2014年からは株式会社ドリーム・フォーの他Twitter Japanの代表取締役も務めており、笹本裕氏の一挙一動は常に注目を集めているのです。

 

WESYMの主な特徴

国内のトップランクに位置付けられている事もあり、サイトのデザインや利用のしやすさ以外にもWESYMは他のクラウドファンディングサイトにはない特徴も持ち合わせています。

その最たるものが、ポイントや電子マネーで決済が行える事。ポイントで言えばTポイント、楽天スーパーポイント、Gポイントなど利用していない人を探す方が難しいサービスを導入しており、その幅広さには驚かされます。

 

この決済手段のうち、ポイントに関しては特に重要だと言えます。

Tポイントや楽天スーパーポイント、Gポイントなどは貯まりやすいポイントですが、利用期間を定めた「期間固定ポイント」の割合が非常に多く、利用者を悩ませる要因の一つとなっています。

期間内に使い切ってしまわなければいけないのに欲しいものが無い、または少ないポイントだからと使用をためらってしまう人もいるのです。

こうしたポイントを利用して支援を行えるという事実は、ポイントを無駄なく消費したい支援者にとって非常に嬉しいメリットです。

 

また、決済手段として主にWESYM内で利用できる仮想通貨「シード」という独自の決済手段も扱っています。

WESYM内での金銭のやり取り=SEEDと表現されていると言っても過言ではないのですが、1シードは1円として換算されており、WESYMのサイト内で購入する事が可能です。

WESYMの他にも音楽専門のクラウドファンディングサイトであるJ-CROWD MUSICなどがシードを導入しており、WESYM内で購入したものをそのまま利用する事が可能となっています。

このような事から、WESYMは特に決済手段が特徴的なクラウドファンディングサイトと言っても過言ではないでしょう。この多様な決済手段については後程メリットの項目でも詳細にお伝えしたいと思います。

 

WESYMの利用資格者

WESYMを利用するのに必要なのは、最低限「氏名・住所・電話番号」などの個人情報だけとなっています。

敷居が低くなっているのは他の多くのクラウドファンディングサイトと同様ですが、決済手段にポイントが利用できる事もあり10代から60代までの幅広い年代の方がプロジェクトの発案者、支援者として参加しているのが特徴的です。

敷居も低く、決済手段も多様。このような事実が、WESYMがシェアを急速に拡大している要因となっているのは間違いないでしょう。

 

WESYMの支払い料金・手数料

WESYMの支払い手数料は20%となっており、最終的に集めた目標金額から差し引かれて自身の手元に入金されます。

また、WESYMのプロジェクト利用方式は「All or nothing」と「All In」の2種類がある事も覚えておかなければなりません。

  • All or nothing・・・設定した目標金額を達成した場合のみ達成金額を受け取る事が可能
  • All In・・・目標金額に届かずとも達成金額を受け取る事が可能

 

「All or nothing」と「All In」はどちらも一長一短ですが、基本的には「All or nothing」方式を選ぶのが一般的となっています。

どちらにしても「金額を受け取る事が決まったら、手数料を払う必要性が出てくる」という事を覚えておけばとりあえず問題は無いでしょう。

 

WESYMの事業提携

クラウドファンディングサイトが事業提携を結び、より自社の事業を拡大させる事は現在では最早当たり前に行われています。

WESYMも例外ではなく、様々な企業と新たな業務提携やパートナーシップを結んでいるのです。

その中でも主なものは

  • ・J-CROWD MUSIC
  • ・CROWD by Tokyo Girl`s Update
  • ・つくろう!日本の手仕事の未来
  • ・株式会社オウケイウェイブ

の4つとなります。

 

J-CROWD MUSICは先ほどもご紹介した通り主に仮想通貨シードの互換性が、また同じくCROWD by Tokyo Girl`s Updateもシードを導入しています。

WESYMの特設ページが設けられた「つくろう!日本の手仕事の未来」もシードが利用できます。

質問サイトなどで良く知られる「株式会社オウケイウェイブ」に関しては、のちにご紹介するASPサービスを使った業務提携が行われており、これも特徴的です。

自社のプロジェクトを広めてくれる企業と提携する事でより多くの人にクラウドファンディングを知ってもらうきっかけとなりえますから、その点でWESYMの事業提携の手腕は非常に優れていると言えるでしょう。

 

WESYMのメリット

決済手段の多様性

決済手段の多様性、特にポイントでの決済が非常に充実しているという点は先ほどもお伝えしました。しかし、WESYM内ではこのポイント決済以外にも様々な決済手段が存在しています。

 

電子マネーで言えば、Suicaや楽天Edyなど一般にも良く知られたものがあります。

携帯電話の支払いとまとめる事が可能なモバイルキャリア決済、WebMoneyをはじめとしたプリペイドカード決済、Yahoo!ウォレットや楽天ID決済などのインターネット決済にも対応。

またクレジットカードや海外プリペイドカードにも対応し、思いつく限りほとんどの決済手段を兼ね備えていると言えます。

決済方法を多くすれば、それだけ幅広い年代の利用者を増やす事が可能です。決済手段の多様性という点において、国内のクラウドファンディングではWESYMの右に出る者はいないと言っても過言ではないでしょう。

 

ASPなどのサービス提供

簡単にご説明させて頂くと、ASPサービスとは遠隔から自社のサービスやアプリケーションを利用してもらうものです。

WESYMのものは、利用する方であれば誰でもオリジナルのクラウドファンディングサイトを構築できる非常に優れたサービス。このサービスを利用して立ち上げたクラウドファンディングサイトのプロジェクトは驚くべき事にWESYMにも掲載されます。

また、WESYMからのフォローやサポートも受けられるため、クラウドファンディングサイトとしてだけでなくECサイトとして利用したいという事業者を中心に注目を集めました。

 

一件このASPサービスはWESYMの利用者にとっては何の関わりもないように思えますが、他社のクラウドファンディングサイトを通してWESYMの利用者の増加が見込めるため、最終的にはより支援が受けられやすくなるといったメリットが考えられるのです。

 

上限金額が無い

クラウドファンディングサイトは基本的に目標金額の上限を設けているのが一般的。

これはどんなに優れたプロジェクトでも限られた募集期間の中で集められる金額は大方予想を立てる事ができるからです。

しかし、WESYMには目標金額に上限設定が無く、プロジェクトの発案者が自由に決める事ができます。一般的な100万円クラスから、1億を超えるような金額まで設定する事が可能なのです。

 

ただしあくまで上限設定が無いというだけで、WESYM内で募集されているプロジェクトは大体50万円から200万円くらいのものが多くなっています

あまりに高いと目標金額を集める事はできませんので、最低限この金額なら自身のプロジェクトを達成する事ができるというラインを予め決めておきましょう。

 

姉妹サイトStory Marketの活用

WESIMの姉妹サイトとして、「株式会社WESYMはStory Market」というサイトを運営しています。

こちらもWESYMと同じくクラウドファンディングサイトとして機能していますが、

  • 100万円が目標金額の上限
  • 比較的プライベートな内容のものを中心としている

などの違いを持っています。

 

手数料も3%+980円と違いがありますが、姉妹サイトとして機能している事からWESYMからの支援者層流入も期待できます。

上記のポイントが主な違いですが、場合によってはStory Marketにプロジェクトを掲載した方が成功の確率が上がるかもしれません。WESYMとStory Marketは自身のアイディア次第で選択する事ができるため、大きなメリットと言えるでしょう。

 

WESYMのデメリット

まだプロジェクト数が少ない

多くのメリットを兼ね備えたクラウドファンディングサイトであるWESYM。しかしながら、デメリットとしては過去のプロジェクト数の少なさが挙げられます。

WESYM内でこれまでに実施されたプロジェクト数は少なく見積もっても約150件から200件の間です。

ただ少ないだけなら他のクラウドファンディングサイトにも同じようなものは存在していますが、2012年開始から2017年時点で5年が経過したクラウドファンディングサイトとして見るとやはり増加のペースが遅いのです。

 

また、過去のプロジェクト総数も一部公開されているものを除いてチェックする事が難しくなっており、この点はどうしてもデメリットとなります。

 

WESYMを使う際のポイント

クラウドファンディングサイトには主に「購入型」「寄付型」「投資型」の3つが存在していますが、その中でもWEWSYMは最もポピュラーと言われる「購入型」に属しています。

WESTMが「購入型」に属している以上、ある程度プロジェクトが成功しやすくするポイントは見えてきます。例えば、プロジェクトページやリターンの分かりやすさ。

これはWESYMに限った話ではありませんが、

  • このプロジェクトが何を目標としているのか
  • どのような事がやりたいのかを明確にする
  • プロジェクトが達成した際に支援者が魅力的だと思うリターンを設定

上記の点が重要です。

 

また、特にクラウドファンディングではビジュアル面が魅力的なものほど支援を受けやすい傾向にあります。これはWESYMも例外ではなく、作りたい商品の写真、リターンの写真、プロジェクト達成までの経過を動画にするなどビジュアルに徹底的に気を配りましょう。

このようなポイントに注意すれば、「購入型」のクラウドファンディングサイトであるWESYMで確実な成功を手にする事ができるはずです。

 

WESYMの評判・口コミまとめ

WESYMは多方面から注目を集めるクラウドファンディングサイトとなっています。

クラウドファンディング利用者層からの支持率も高いため、時にその話題がメディアに取り上げられる事も多々あるのです。ただ、利用者からの口コミはメディアでの取り上げられ方に対して今一つと言った所ではないでしょうか。

 

今現在国内のクラウドファンディング市場は大手のCAMPFIREやReadyfor?などを筆頭にシェアを奪い合っている状況です。

多種多様な決済方法に対応するなどWESYMのクラウドファンディングサイトとしての機能は非常に優れたものですが、他にも急成長を遂げている後発クラウドファンディングサイトは多くあります。

決済方法以外でも、今一つ強みが欲しいのがWESYMの現状と言った所。

 

特に事業の拡大や急成長を遂げている事に焦点が当てられているWESYMですが、これからの展開によってより利用者からの支持率を集めるクラウドファンディングサイトとなっていくかもしれません。

 

WESYMのまとめ

いかがだったでしょうか?

WESYMは特に決済方法に強みを持ち、国内でも上位に入るほど人気を博すクラウドファンディングサイトです。国内のクラウドファンディングサイトはまだまだ成長を続けており、WESYMはその成長についていくため今後も発展を続けていくと予想されます。

今回のご紹介を参考に、WESYMを利用したクラウドファンディングを検討してみてはいかがでしょうか。