ファクタリング事業者「エース」の評判を徹底調査

※2019年06月28日追記

当該会社のホームページが接続できない状況です。また当初より記載の通り住所はレンタルオフィスのため企業としての信頼性も薄い会社です。すでに連絡が取れない状況ですので、当会社でファクタリングを利用するのは控えましょう。

事業資金融資と違ってファクタリングには貸金業登録が必要ありません。そのために、ファクタリング会社の中にはよくわからない会社もたくさん存在します。

しかし、このようなファクタリング会社を調べるのは手間がかかりますので、なかなか詳しい調査に時間を割けない人が多いのではないでしょうか。

本記事では「ファクタリングエース」というファクタリング事業者の評判などの情報をまとめていますので参考にしてみてください。

【ファクタリングのエースとは?】

まずはエースというファクタリング会社がどのような会社なのかについて説明します。

エースは2017年創業のまだできて間もない会社

エースは2017年6月20日に設立されたファクタリング会社です。資本金は500万円と大手のファクタリング会社と比較すると少し少な目ですが、誕生して間もない企業としてはそれなりの資本金であると言えます。

ちなみにファクタリング業界自体がまだ黎明期ですので、ここ数年の間に設立されたファクタリング会社はたくさん存在します。

従業員数や代表者の名前については公表されている資料が見当たりませんでした。

これまでファクタリング会社を色々調査してきましたが、資本金の金額や会社の設立から間もないことを考えると社員数名~十数名で活動している会社だと考えるのが妥当でしょう。

エースはレンタルオフィスの可能性

エースの所在地は「東京都港区新橋3-11-8 オーイズミ新橋第2ビル 7階」になっています。

このオーイズミ新宿第2ビルは「天翔オフィス新橋赤レンガ通りANNEX」というレンタルオフィスになっています。

レンタルオフィスと聞くと本当に活動実態がある会社なのかと不安に思われる方もいるかもしれませんが、大部屋で10名単位で使えるようなオフィスも用意されているようで、空き室の料金を見ると月額20~30万円の利用料になっているので決して安くはありません。

エースも同じ位の家賃を支払っていると考えられるのでペーパーカンパニーとしてレンタルオフィスを使っているのではなく、きちんと実態がある企業なのだと考えられます。

エースのサービス内容は?

エースが行っているサービスは、売掛債権のファクタリング、診療報酬債権のファクタリング、コンサルティングサービスの3つになっています。

病院にとって診療報酬債権のファクタリングが用意されているのはありがたいことです。

コンサルティングサービスは、「3期連続の黒字化へ」、「債務超過の解消へ」、「融資を正常化へ」、「キャッシュフローを正常化へ」を経営支援における4大ポイントとして「業務提携」「事業提携」「資本提携」などを結んでリスクを請け負って経営の健全化に努めるとされています。

なお、神奈川県にエースという消費者金融がありますが、今回紹介している新橋のファクタリング会社のエースとは違う会社で消費者金融は行っていません。

【ファクタリングエースの特徴】

では、エースのファクタリングにはどのような特徴があるのでしょうか。その特徴についてまとめてみました。

利用条件について

債権の売却限度額について、売掛先1社に対して50万円~1億円まで、全売掛先を合わせた総買取上限額は3億円になっています。

債権の買取手数料は1%からで、売掛先がどのような会社なのか、支払いサイトがいつなのかによっても手数料が変わってきます。

印紙代・交通費・登記費用などは実費で必要となります。振込手数料はエースが負担します。

掛け目は原則として額面の10%~20%となります。

もちろん個々の債権の条件によって買取手数料は異なりますが、振込手数料はファクタリング会社が負担することを除けば、だいたい一般的なファクタリング会社と似たような条件と言えるでしょう。

また、償還請求権なしでファクタリングしますので、万が一売掛先が倒産してしまった時でも、利用者は売掛金の保証を行う必要ありません。

個人事業主でも利用できる

一般的なファクタリングサービスと同様に、どのような業種でも、創業1年未満、赤字決算、税金滞納、債務超過している会社でも利用可能です。

また個人事業主であっても利用することができます。

ただし、誰でもファクタリングができるというわけではなく、審査の結果断られる可能性もあると考えられます。

全国対応・即日契約が可能

全国対応可能で、即日契約も可能です。遠隔地で会社の周辺にファクタリング会社が存在しない企業や、差し迫って資金が必要な企業にとっては良い条件だと言えます。

【ファクタリングエースの評判】

では、エースはどのよう評判のファクタリング会社なのでしょうか。エースの口コミを調査しました。

まず目立つのはエースがヤミ金ではないかという記事です。これは新橋のファクタリングエースのことを指しているわけではないので注意してください。

エースという名前のヤミ金がよくあるようで、北青山や湯島、港南などに会社があるとされていた同名の会社が怪しい金融業者であったようです。

新橋のファクタリングエースがヤミ金ではないかという口コミはありませんでした。

そもそも設立されたのが2017年の6月とごく最近の企業なのでまだ利用者は少ないようです。利用者の書き込みと思われる口コミを発見することができませんでした。

利用者が増えて、それとともにエースの利用者の口コミが増えるのはまだ少し先かもしれません。

【ファクタリングエースの評判まとめ】

以上のように、ファクタリング会社のACEという会社について説明してきました。2017年6月にできたばかりの会社で、まだ情報が少ない状況です。

ホームページは他のファクタリング会社のホームページと類似する内容が多く、他のホームページから内容を真似している可能性があります。

また、代表者の名前などが記載されていません。 資本金は500万円用意しており、レンタルオフィスですが家賃は決して安くありません。

また、この会社が問題があるファクタリング会社であるという口コミはありませんでした。

情報が少ないという点では、エースのファクタリングサービスを利用する際には他のファクタリング会社からも相見積を取って比較した方が良いでしょう。

なお、ファクタリング自体は経済産業省も認める資金調達手法ですが、無計画にファクタリングを使用することは避けたほうが良いでしょう。

ファクタリングは一度使い始めると辞め時を見失いかねません。

例えば、2か月後に入金される売掛金をファクタリングすれば直近の資金は手に入れることができますが、2か月後に入ってくる売掛金は入金されなくなります。

よって、2か月後に資金が足りなくなれば次は4か月後に手に入る売掛金をファクタリングするかもしれません。

このようにファクタリングを使い続けることで、ファクタリングが辞められなくなる可能性があります。

もちろん、急激な成長を遂げていて資金が追い付かない会社や、高粗利率でファクタリングの手数料に対して経営の痛手にならない企業にとっては問題ありませんが、多くの企業はそうではないはずです。

よって、ずるずると無計画にファクタリングを使い続けてしまわないように、どのような目的でファクタリングを使うのかを明確にした上で利用した方が良いでしょう。