国内唯一の英語対応クラウドファンディング『COUNTDOWN』とは?【評判・口コミあり】

個人で資金調達が行えるという事で、米国を皮切りに今や世界的に広まったクラウドファンディング。

現在、日本発でも様々なクラウドファンディングサイトが存在していますが、その中でもCOUNTDOWNは海外を視野に入れて作られた唯一のものです。ここではそんなCOUNTDOWNについてご紹介しています。

 

COUNTDOWNとは

日本の数あるクラウドファンディングサイトの一つであるCOUNTDOWN。製品やサービスなど幅広いプロジェクトを掲載する事ができますが、何より他のクラウドファンディングサイトとの最も大きな違いは英語に対応している事です

 

英語に対応したクラウドファンディングは国内では現在COUNTDOWNのみとなっており、海外の市場を視野に入れている企業、個人などにとっては唯一の選択肢と成りえるのではないでしょうか。ここからは現在急成長を遂げているCOUNTDOWNの詳細を順にチェックしていきましょう。

 

COUNTDOWNの沿革

COUNTDOWNがオープンしたのは2012年の9月。運営はGoogleの社長も務めた辻野晃一郎氏の設立したアレックス株式会社とECサイト構築などを手掛ける村株式会社との共同で行われています。

日本発のクラウドファンディングサイトとしては大手に続くような形でオープンしたCOUNTDOWNは、その独特な運営方式を持って飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進を続けてきました。

ユニークな企画、著名人の参加などを経て現在の大規模クラウドファンディングサイトに成長したCOUNTDOWNですが、中でも特筆すべきなのは学術系のクラウドファンディングサイトであるacademistが出資金を集める事に成功した点です。

2014年に活動資金を募るため、COUNTDOWNでプロジェクトを掲載したacademistは、現在は運営体制の整った独立したクラウドファンディングサイトとなっています。

クラウドファンディングサイト内でクラウドファンディングサイトの運営資金を募るという一風変わった手法も話題になった理由でしたが、この一件でCOUNTDOWNも注目を集める事となったわけです。

 

COUNTDOWNの主な特徴

冒頭でもお伝えしましたが、COUNTDOWN最大の特徴は日本語以外の言語に対応したグローバル性です。これまで、日本国内だけでなく海外の市場を積極的に狙っていきたいと思っていた個人、スタートアップ企業などは少なからず存在していました。

しかし、クラウドファンディングをはじめとした資金調達手段で上手くいったとしてもその後の販路の確保などは自身で行わなければならず、マーケティング段階で失敗してしまう事例も発生していました。

ただでさえ頭を悩ませるマーケティングで、更に海外の市場まで視野に入れるとなると非常に難しいものです。

 

COUNTDOWNでは海外の支援者から資金を募るだけでなく、自身の製品をPR・販売する場にも活用する事ができます。まさにCOUNTDOWNは、上記の問題を一挙に解決したクラウドファンディングと言えるのです。

 

COUNTDOWNの利用資格者

COUNTDOWNは利用する方の制限を設けておらず、年齢や国籍に関わらず基本的にはどなたでも利用する事が可能です。ただし、のちにご説明する信販会社ジャックスの審査など一定の社会的基準は設けられています

詳しくはCOUNTDOWNサイト内の利用規約はこちらで確認する事ができますので、利用を検討している方は早めに確認しておくのが良いでしょう。

 

COUNTDOWNの支払い料金・手数料など

基本的にクラウドファンディングサイトはプロジェクトの掲載、申し込みなどはすべて無料で行えます。COUNTDOWNも例外ではなく、最終的に支払う必要が出てくるのは20%の手数料のみとなっています。

この20%の手数料も集めた金額から差し引かれる形となりますので、プロジェクト開始前から資金を用意しておく必要性はありません。

他に必要な手数料としては達成した金額が自身の口座に振り込まれる際に発生する振込手数料くらいですから、ひとまずプロジェクトの掲載を行う前に「20%の手数料がかかる」という事を理解しておけば問題ないでしょう。

 

COUNTDOWNのメリット

日本国内で唯一のグローバルクラウドファンディング

国内で唯一、海外の支援者からも支援を募る事ができるクラウドファンディング。COUNTDOWNのメリットを紹介する上でやはりこの事実は外せないポイントです。

現在日本国内には大手から小規模のものまで数多くのクラウドファンディングサイトが存在しています。しかしながら、英語表記に対応し、海外にまでその規模を広げているのは現状COUNTDOWNのみとなっているのです。

 

支援を受けられるかは別として、海外に向けた商品作りを行いたい方にとってはCOUNTDOWNほど相応しいクラウドファンディングサイトは存在しないのではないでしょうか。

ちなみに、海外発のクラウドファンディングはKickstarterなどを筆頭に既に日本語に対応したサイトが登場してきています。このような事実から考えると、今後はますますクラウドファンディングのグローバル化が進んで行くのではないでしょうか。

 

多様な決済手段

海外の支援者から支援を集めるため、クレジットカード決済や銀行振り込み以外にもCOUNTDOWNではPayPal決済を導入しています。ご存じ無い方のためにご説明させて頂きますが、PayPalは世界で2億人以上が利用している決済サービスの一つです。

利用者は主に米国在住の方が多くなっていますが、Amazon.USAやebayなどで海外の製品を直接購入したい場合などは日本在住の方でも利用する機会があるはずです。

もちろん米国在住の方はクレジットカードでもCOUNTDOWNの支援を行えるのですが、選択肢の一つとしてPayPalが導入されている事でより支援しやすい環境が整えられているのは間違いないでしょう。

 

アドバイザーの導入

プロジェクトを掲載したい方に対して、クラウドファンディングサイトがアドバイスを中心としたサポート体制を完備しているのは最早当たり前となりました。COUNTDOWNも例外ではなく、プロジェクトの提案時や掲載後に運営チームによるアドバイスを受ける事が可能です。

 

COUNTDOWNのサポートは上記だけではなく、アドバイザーと呼ばれる方に詳細な相談を行う事もできます。アドバイザーとはCOUNTDOWNに登録している個人・法人の総称です。

大きく分けて
「ファンディング・パートナー」「試作・量産パートナー」「個人アドバイザー」「法人アドバイザー」
の4タイプに分かれており、すべてCOUNTDOWNの運営チームを通して紹介してもらう事ができます。

アドバイザーになるためには一定の基準が設けられており、誰でも簡単になれるわけではありません。運営チーム、そしてアドバイザーから適切な指示を受ける事によりあなたのプロジェクト成功の確率は飛躍的に高まるのは間違いないでしょう。

 

完成した商品は「ALEXCIOUS」で販売できる

COUNTDOWNの運営元であるアレックス株式会社は、海外販売にも対応したECサイト「ALEXCIOUS」の運営も手掛けています。

そして一定の基準を通過した方が対象となりますが、プロジェクトの成功後にはこの「ALEXCIOUS」で商品を販売してもらう事も可能です。

「ALEXCIOUS」は日本語や英語以外にも幅広い言語で展開。また、海外発送にも対応しているので自身が作ったメイド・イン・ジャパン製品を外国の方に知ってもらう良い機会になります。

出品できる商品ジャンルも多くなっていますので、完成した商品をより多くの消費者に知ってもらうため是非「ALEXCIOUS」を販路の一つとして利用してみてはいかがでしょうか。

 

COUNTDOWNのデメリット

クラウドファンディングサイトとしての規模はまだまだ

売り上げや知名度などを含めて日本国内で規模の大きいクラウドファンディングサイトと言えば、CAMPFIREやReadyfor、Makuakeなどが挙げられます。これらのクラウドファンディングサイトに比べると、COUNTDOWNはまだまだ成長段階といった印象を受けます。

これまでに成功したプロジェクト数や集めた総額を公表しているクラウドファンディングサイトが多い中、COUNTDOWNはあまり公表を行っていません。

公式サイト内にて終了したプロジェクトの閲覧、またメディアにプロジェクトが取り上げられる事もしばしばありますがこの状況では透明性に欠けていると言っても言い過ぎではないでしょう。

クラウドファンディングサイトはある程度プロジェクト数が充足してから詳細情報の公表を行う傾向にありますので、COUNTDOWNの今後に期待したい所です。

 

英語の使用が求められる

COUNTDOWNの海外版サイトは英語で記されているため、募集を行う方もある程度英語を知っている必要性が出てきます。

日本語で書いたものを翻訳してくれないのか疑問に思う所でしょうが、COUNTDOWNのサイトでは基本的には募集を行う方が英語でプロジェクトを作成する事を推奨しています。

もちろん、最低限のサポートは受けられますから疑問点があったら一度運営チームに問い合わせておくのが良いでしょう。

 

審査が厳しい

COUNTDOWNでは掲載するプロジェクトを厳選するため、信販大手のジャックスとの連携を行っています。ジャックスと言えばクレジットカードの審査などを行う会社であり、その信販会社と連携する事で不正なプロジェクトが掲載される事を未然に防止しているのです。

審査が緩いクラウドファンディングサイトもある中、これはプロジェクトの発案者にとっては少々厳しいものがあります。

 

しかし、逆に考えてみれば金銭目当てのプロジェクトが混じり込まない事で、支援者は安心して支援を行う事ができるという事実もあるのです。COUNTDOWNの審査の厳しさは、考えようによってはメリットと捉える事もできるでしょう。

 

COUNTDOWNを使う際のポイント

COUNTDOWNを利用するためには、まず無料の会員登録を済ませておきましょう。その後、サイト内の チャレンジを始める より相談、またはチャレンジ申請という形でプロジェクトを発案する事ができます。

運営チーム及びジャックスによる審査を通過する事ができれば無事1次審査は終了です。その後は面接や電話、Skypeなどでより詳細な面談を行う事でようやくプロジェクトを掲載する事ができます。その他、COUNTDOWNを使う際のポイントを3点ご紹介しましょう。

 

チャレンジ申請と相談の違い

COUNTDOWNではチャレンジ申請以外でも、事前に運営チームに相談を行う事ができます。特に初めてクラウドファンディングを利用する方にとって申請は難しく感じてしまうもの。

事前に相談を行う事で審査に通過しやすくなるのはもちろんの事、プロジェクトの問題点や改善点などを指摘してもらう事が可能です。他のクラウドファンディングでの経験をお持ちの方でも、いきなり申請を行わずまずは気軽に相談を行ってみるのが良いでしょう。

 

積極的にアドバイザーを活用

COUNTDOWNには運営チームの他、各業界に精通した個人・法人のアドバイザーが存在しているという事は先ほどもお伝えした通りです。

せっかくのアドバイザー制度ですからこれを活用しない手はありません。審査通過後からの利用とはなりますが、自身のプロジェクトについて有益な情報をもたらしてくれる事でしょう。

 

ちなみに法人のアドバイザーを少しご紹介しますと、
「ランサーズ」「ココナラ」「日本ベンチャーキャピタル株式会社」
など名の通った企業が多く参加している事がわかります。

個人のアドバイザーでも為替ディーラーやコーディネーターなど一定の審査を通過した信頼のおける人物が選出されていますので、安心して利用する事ができるはずです。

 

プロジェクト進行中から利用できるサービス

メリットでもご紹介したALEXCIOUSをはじめ、COUNTDOWNの運営チームやアドバイザーにはプロジェクト達成後までお世話になる機会が多いはずです。プロジェクト進行中から能動的に運営チームとの相談、アドバイザーとの連携を行っていく事で当初想定していたものよりも大きな成功を手にする事ができます。

 

現在COUNTDOWNと提携しているパートナーはこちらからチェックする事ができますので、早い段階で確認しておくのが良いでしょう。

 

COUNTDOWNの成功例

日本製の靴下を制作するプロジェクト

正式なプロジェクト名は『合言葉は「もったいない」と「ありがとう」!メイドインジャパンの靴下を世界に広めたい!』であり、樋口ロメリヤス工業株式会社の代表中江優子氏によって募集が行われました。目標金額は100万円でしたが、50名という少ない人数で達成しています。

 

プロジェクトの内容も思わず支援してしまいたくなる心温まるものですが、何より自身の生い立ちや靴下の製造風景なども掲載されており非常に丁寧な印象を受けます。

日本語版サイトはこちらより、 英語版サイトはこちらからチェックする事が可能です。

 

ゴスペルのCD制作プロジェクト

日本ゴスペル界のパイオニアであるラニー・ラッカー氏によるプロジェクト。ゴスペルの新アルバムを制作する内容でしたが、目標金額の300万円を超える支援を集める事に成功しています。

このプロジェクトに限ったものではありませんが、COUNTDOWNの募集ページはリターン内容をはじめとした詳細が非常に分かりやすくまとめられています。自身でプロジェクトを立ち上げる際も、支援者が分かりやすいように工夫する事が一つのポイントと言えるのではないでしょうか。

 

日本語版サイトはこちらより、 英語版サイトはこちらからチェックする事が可能です。

 

COUNTDOWNの評判・口コミまとめ

COUNTDOWNは他のクラウドファンディングでは見られない独特の製品アイディアや海外市場に特化した専門性をはじめ、特に支援者やメディアから高評価を受けているクラウドファンディングサイトです。

上記に対してプロジェクトの発案者からの評価はまだまだと言った印象を受けますが、そもそもCOUNTDOWNはまだオープンして数年しか経っていないクラウドファンディングサイト。この事実から考えると、COUNTDOWNはまだまだ成長の余地を残していると言えるのではないでしょうか。

 

COUNTDOWNのまとめ

いかがだったでしょうか。

COUNTDOWNは現在唯一英語版にも対応したクラウドファンディングサイトです。日本に比べ米国からの支援はまだまだと言った所ですが、COUNTDOWN内の良質なプロジェクトが増えていく事で今後は支援者の拡大が期待できます。

 

米国発のクラウドファンディングでもグローバル化は加速していますので、いち早く英語表記に対応したCOUNTDOWNはその点で一歩リードしていると言えるでしょう。クラウドファンディングを利用しての海外展開を視野にいれている方は、COUNTDOWNの利用を検討してみてはいかがでしょうか。