資金調達ガイド

リボ払いは危険性が高い?分割払いとあわせて仕組みの理解が重要に

リボルビング払い、通称リボ払いが危険だという声が聞こえてくるようになりました。確かに、利用者にとって便利に見える一方で、トータルの利息が増えることで、リボ払いからの破産というケースも発生しています。

このリボ払いについて実際に危険なものか、特徴や分割払いとの違いなどの比較もチェックしていきます。

カードローン を利用する上で非常に便利なのが「リボ払い」と「分割払い」です。しかし、借り入れ額と総返済額を事前に確認しなければ後々返済に苦慮する可能性がありますので注意が必要です。

特にリボ払いは年10パーセントを超える利息がつくことが珍しくありません。

そのリボ払い特有の仕組みを理解することが大事ですので、利用する前にしっかりチェックしましょう。

 

【 1 】リボ払いは危険?

リボ払いとはリボルビング払いの略称で、お金がある際にまとめて返済できるのが特徴になっています。

支払いが滞りそうな場合は最低返済額までの範囲で支払額を調整し、翌月以降も支払いを続けることで平均化が可能になります。急な出費が発生した際に便利な代わりにデメリットも存在します。

リボ払いが危険だと指摘される理由は、1回の支払いが抑えられるため、借入残高がなかなか減らず、利息が増えていくことです。

リボ払いは年間利息が10パーセントを越えることが多く、毎月の返済にならしても借り入れ総額の1パーセント程度の利息が発生することが珍しくありません。

法人が銀行からお金を借りる際は条件によるものの金利はかなり低くなります。一方で、リボ払いは便利な分、利息が高く設定されているため、計画的に利用しないと費用が高くなってしまいます。 

特に、会社の経営が危うい状態でリボ払いを利用し始めると悪循環に陥ります。お金を借りて返すような状態であれば、それだけ経営資源を圧迫してしまうからです。返済の見込みが立たない場合は可能な限りリボ払いを避けるのが基本であり、機能はあっても利用するべきではありません。

リボ払いは金融機関が収益源を増やすために利用している面も存在し、言葉が変わっても借金であるという理解が必要です。

 

【 2 】分割払いは手数料が無料の場合も

分割払いの中には手数料が無料のサービスも存在するのがポイントです。

リボ払いとの大きな違いは、決済時に分割回数を決めることであり、将来的な返済の目途がつきやすい点です。金融機関としてはお金を回収しきれなくなるリスクを避けられるため、一般的にリボ払いよりも金利を安くできます。ただし、返済回数を多くし、長期にわたって返済を行う場合は手数料などが発生します。条件はローンを組む金融機関によって大きく異なりますので、利用する際は条件面を細部まで確認しましょう。

なお、分割払いにも注意が必要な点があります。これは支払い回数ごとに金額が分割されることが一般的なため、どの程度の利息や手数料が発生しているか把握するのが難しい点です。

契約上の利息や手数料を全て把握している人が少ないだけでなく、規則が改定されていることもあります。分割払いに利用する金額が大きくなればそれだけ影響も大きくなるため、しっかりと理解してリスクをコントロールする必要があります。

手数料が無料の分割払いなどを利用すると、より回数を増やす抵抗が薄れるという危険な面もあります。

分割を前提とした支払い計画を立てるなど、支払いを先延ばしするのが常態化するのは非常に危険です。 資金繰りが苦しいときに分割回数を増やす方法で対応するのは危険で、リボ払いと同じように経営悪化の要因となることがあります。

分割払いは、全額を一括で支払う必要はありませんが、お金を借りているということです。金融機関にお金を立て替えてもらっているだけであり、支払いをする義務が生じることに変わりありません。財務体質の健全化にマイナスになることがあるため、危険が内在している点をしっかり理解する必要があります。

 

【 3 】危険を回避する解決策は存在するのか?

リボ払いと分割払いは危険な面があるものの、経営上どうしても必要になることもあります。大切なのは危険を事前にコントロールすることです。経営資源が限られる場合は分割払いなどに頼らざるを得ないことが多く、避けて通れないケースもあります。ですので計画的な返済体制の構築が重要になります。

リボ払いの借入残高がある場合は、最優先で返済するべきです。年利が高いだけでなく、日ごろの支払額が小さくなるため、どうしても後回しになってしまうケースが多いため注意が必要です。

リボ払いの中には、残額に応じて返済額が変わっていく残額スライドバック方式を採用しているケースがあります。残額スライドバック方式は残額が少なくなるほど返済額も少なくなるため、返済までに時間がかかるのが特徴です。

年利自体が変わることがないため、返済期間が長くなるほど利息も累積します。毎月の返済額が少ないため見過ごされてしまうケースも多く、トータルで考えた場合の負担はかなり重くなります。 その解決策としては、まず、リボ払いは利用しないことと、可能であれば前倒しで返済することが基本になります。

分割払いはリボ払いよりも利息が低い傾向があり、使いやすくなっています。しかし、やはり毎回の返済額が少なくなるため危険ではないイメージになりやすい可能性があります。分割払いも負債と認識した上で管理する必要があり、法人の場合は経営陣と情報を共有しておくことが大切になります。

リボ払いや分割払いは、年間の利息や手数料をまとめ、視覚化する方法もあります。年間どれだけの損失があるのか数字をまとめることでデメリットが分かりやすくなります。年間の損失がわかれば、それを別な方法に利用した場合の利益も比較できます。その分を投資活動に充てた場合にどの程度の利益をあげられるかなど多角的に分析すればキャッシュフローの改善にも役立ちます。

究極的な解決策として、分割やリボ払いができるカードは作らないという方法もあります。特に経営者など支払いの権限を持つ人間が無自覚にリボ払いを利用してしまう場合は注意が必要で、企業のコントロールを離れてしまう原因となりやすいのです。この場合は分割払いやリボ払いができないカードを作るか、承認の手続きを取らなければ許可が下りないような仕組みを作った方がいいのです。

カードの決済額などの上限を厳しくし、安易に使えないようにする方法もあります。利用する人間とコミュニケーションをとりつつ、妥協点を探るのも重要な仕事と言えます。

 

【 4 】リボ払い契約時の注意も必要に

リボ払いにはまだ注意点があります。これは返済方法を選べないケースがあることです。一度リボ払いに選択すると、前倒しで返済ができない場合があります。そのため、契約時から支払い方法を詳細にチェックすることが大切になります。

メリットを生かすのであれば、より柔軟に返済ができるカードローンに切り替えるなど工夫も必要になります。2ヶ月などの短期間で返済が可能であれば、分割よりも手数料が安くなる可能性もあります。

安易な解約ができない点にも注意が必要です。

残債がある状態であれば、支払いの一括返済を求められます。毎月支払いを続けて返済する方法もありますが、法人名義のカードローンは年会費がかかることが一般的です。それだけ費用がかさんでしまうのです。また、カードの解約を短期間に集中して行うとその履歴が信用情報に残ります。債務整理などのために解約したのではないかと疑われる可能性があり、一定期間新規のローン申し込みにマイナスの影響を与えるのです。

カード契約時に特典を設けている企業も多く、悪用を避けるに厳しくチェックされることもあります。危険を正しく知ることはとても大切なのです。

 

■リボ払いの危険な面まとめ

リボ払いや分割払いが危険かどうかは使い方によって異なります。とはいえ、仕組み上、金利が積み重なる危険がある点は注意が必要です。使い勝手という面では便利ですので、だからこそ注意が必要になります。 使い方によって危険だといえる状況に陥る場合があることを事前に理解するべきです。1回の支払い金額が低く抑えられるため危険な意識が薄れてしまいますが、総合的な支払額が増える要因になることは危険な点として注意しましょう。

危険な利用となりがちなリボ払いは経営上の無駄になるだけでなく、利益の圧迫につながることも多いため、支払いの権限を持つ全員が意識を共有することが大切です。

 

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