資金調達ガイド

『サムライインキュベート』とはどんなベンチャーキャピタルなのか?実績や評判を徹底解説!

ベンチャー企業が成功する為の重要な条件が早くベンチャーキャピタルからのサポートを受ける事です。

もちろん、プロダクトが市場にマッチする前に多額の資金調達を行って、資金の適切な使い方が分からないまま人材を雇ったり、設備投資を行って失敗してしまうベンチャー企業も存在しますが、そもそもベンチャーキャピタルからの投資が受けられなくて資金がショートして失敗するベンチャー企業の方がはるかにたくさん存在します。

このような事からベンチャー企業として、まずスタートラインに立つためにはシード・アーリーステージのサポートが充実したベンチャーキャピタルから投資を受ける事が重要で、ベンチャーキャピタルから資金と経営ノウハウを貰って成長するのがベンチャー企業の王道の成長方法となっています。

このようなベンチャー企業の成長の仕方から、ベンチャー起業として認められる為の登竜門のようなベンチャーキャピタルやイベントなども存在しています。

今回紹介する「サイムライインキュベート」というベンチャーキャピタルはシード・アーリーのベンチャー企業に投資するベンチャー企業の登竜門的な存在の一つです。

本記事ではサムライインキュベートはどのようなベンチャーキャピタルなのか会社の概要や投資実績、評判などについて徹底解説します。

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サムライインキュベートの会社概要

まずはサムライインキュベートの会社概要について説明します。

サムライインキュベートは2008年に榊原健太郎氏が立ち上げたベンチャーキャピタルです。

榊原氏は現在のVOYAGE GROUPとなるアクシブドットコムにて創業期の営業販促戦略、広告商品開発、アライアンス戦略などを担当しており、その後電通ワンダーウーマンにてダイレクトマーケティング戦略の立案に従事した後に再び現在のVOYAGE GROUPとなるECナビに復帰し営業を担当して2008年にサムライインキュベートを立ち上げています。

サムライインキュベートは榊原氏の経歴や経験を活かしてシード企業のマーケティング、営業、人事戦略支援等などをサポートするインキュベーションファンドです。

なお、もう1つの大きな特徴はイスラエルに支社を持っているという事です。

イスラエルと言ってもパレスチナ紛争や空爆やテロなどの危ないイメージが先行して、IT産業とイスラエルをすぐに結びつけてイメージできる人は少ないかもしれませんが、実はイスラエルはIT先進国で多くのIT人材が活躍しており、ベンチャー企業も活発で、サイバーセキュリティのジャンルでは世界でも最先端の国の1つなのです。

しかし日本のベンチャーキャピタルでイスラエルに支社を持っている会社は少なく、日本ではまだ知られていない有望なベンチャー企業が数多く存在すると言われています。

サムライインキュベートでは代表の榊原氏が2014年からイスラエルに移住して、イスラエル企業への投資を行っている日本でも珍しいベンチャーキャピタルだと言えます。

サムライインキュベートの投資方針について

サムライインキュベートの投資方針としてまず挙げられるのがシードステージの企業に積極的に投資を行っていくスタイルです。

投資先を見つける手法としてイベントによる投資先集めを重視しており、47都道府県で累計1000回を超える起業家向けイベントを開催しています。

イベントについては自社主催であるかに関わらず様々な起業と一緒にコラボレーションイベントを開催する事もあり、例えば、三井住友銀行が主催するミライハッカソンというイベントの開催を支援したりと様々な起業家イベントに関わっています。

また、投資対象はIT企業でシードならばすべての企業が対象となっており、逆にミドル・レイターの企業に投資をする事はありません。

また、シードステージへの投資という事で一社当たりに出資する金額は少ないのでその分多くの企業に投資する傾向にあります。

サムライインキュベーションとしては日本の企業に対する投資条件として5つの条件を掲げています。

・サムライ魂があること
・ICTビジネスであること
・課題解決型かつ革新的であること
・エンジニアがいること
・日本登記であること

この上記5つです。

このうちサムライ魂がある事以外の4つは理解する事が可能ですが、サムライインキュベートが掲げるサムライ魂とは何なのでしょうか。

シード期のベンチャー投資は、まだ何も実績の無い企業の未来を信じて投資をするわけですが、ビジネスモデル自体の成長可能性だけではなく、経営者の資質も重要な要素と一つになります。

サムライインキュベートではサムライになぞらえてビジネスマンが大切にしなければならない8つの基準を示しています。

義:社内・社外に対して、常に誠実であるべし

礼:非道な行いを禁じ、社内・社外に対する行いに敬意を払うべし

勇:行動を起こすことを恐れる人々の中から先陣を切って決起すべし

誉:名誉に重きを置き、それをもって己の価値とすべし

仁:慈愛の精神を重んじ、あらゆる局面において、同胞を助けるべし

誠:事を実行すると言った際、それはすでに行われたものも同然とすべし

忠:己の主君、信ずる者に対し限りない忠義を尽くすべし

挑:目指すべき目標は、自らに挑む目標つまり、120%以上達成を意味すべし

このような人物像に合致した経営者を選んで投資を行っていると考えられます。

サムライインキュベートが運用中のファンドについて

サムライインキュベートが直近でファンドを設立したのは2016年3月の事で「Samurai Incubate Fund 5号投資事業有限責任組」というファンドが設立されて日本だけではなくイスラエルのスタートアップ企業にも積極的に投資を行っています。

この5号ファンドには中小企業整備機構の3億円出資している事から信頼性の高いファンドであるという事が読み取れます。

主なEXIT実績は?

残念ながら2017年11月現在、サムライインキュベートから投資を受けてIPOを達成した起業はまだ発表されていません。

シードのベンチャー企業への投資という事なので失敗も多く、時間も掛かるので実際にIPOする企業が誕生するのはもう少し先の事になるかもしれません。

買収でEXITした事例は報告されていて、例えばオンラインサロンサービスを展開するシナプスがDMM.comの子会社となっていたり、バイリンガルプラットフォームを運営するエニドアがロゼッタに買収されたりというケースは報告されています。

サムライインキュベートから投資を受けるには

サムライインキュベートは比較的アプローチしやすいベンチャーキャピタルの1つで定期的にサムライスタートアッププログラムというインキュベーションプログラムを開催しているので、それに参加すればアプローチする事が可能です。

またこの他にも直近では日本郵政とPOST LOGITECH INNOVATION PROGRAMというインキュベーションプログラムを日本郵便と共同で行っていたりと何かとシード企業の発掘を行っています。

このようなスタートアッププログラムに採択されるとサムライインキュベートから出資と様々なサポートを受けられますが、出資金と株式のバランスは良く考えた上で出資を受けた方が良いでしょう。

シード期の場合は自分の会社の株にいくら位のバリエーションが付くか判断できないので提示された投資額と手放し株式が釣り合いを取れているかを判断するのは困難です。

特に、サムライスタートアッププログラムに採択されるとサムライファンドから450万円の出資を受ける事ができますが、450万円という金額は従業員3人もいれば3か月~6か月で全て無くなってしまいますし、有望なスタートアップならばシードの段階で数千万円、数億円の投資を受けられるケースがあります。

また450万円という金額と株式の交換比率が見合わないと判断するのであれば、450万円位であればプロダクト開発の合間に受託開発を行って自分で稼ぐと言う選択肢もあります。

ベンチャーキャピタルから投資を受けられるからといって安易に飛びつくのは辞めた方が良いでしょう。

サムライインキュベートから投資を受けるメリット

以上のように、出資金については考える必要がありますが、サムライインキュベートはハンズオンの経営サポートを徹底しているベンチャーキャピタルの1つだと言えます。

例えば、サムライインキュベートは天王洲アイルでサムライスタートアップアイランドという子ワーキングスペースを運営しており、採択されればこのコワーキングスペースを格安で利用する事ができます。

また、事業のアドバイスを行ったり、事業計画の策定や専門家、企業とのマッチングももちろん行ってくれます。何も経営の知識がない起業家が1から起業するためにはとても良い環境づくりができると言えます。

シード期の資本政策の重要性について

このようにサムライインキュベートは経営者として右も左もわからない状態から起業する人にとっては最高の環境を得られるベンチャーキャピタルであると言えます。

一方で目標をどこに置くのかというのも大事な事で、サムライインキュベートはIPOの実績が無いのでIPOを目指すのならば、サムライインキュベートから投資を受けて株式を削るのではなく、多少プロダクト開発を遅らせてでも受託開発などで稼いで株式を分散させず、IPOに強いベンチャーキャピタルからの投資を狙っていく方が良いと考えられます。

シード期に株式の分配の仕方を間違えると、後々、有力なベンチャーキャピタルから支援を受けられる事になっても、分配する株式が無いかもしれませんし、シードで株式を分配しすぎたためにアーリー、ミドルと順調に成長していっても、創業者の株式が少ないので会社を乗っ取られる可能性もあります。

創業期でお金に困っているからと言って、シード期に出資してくれるベンチャーキャピタルの言う事を唯唯諾諾と聞くのではなく、シードの段階からゴールをイメージして資本施策を行った方が良いでしょう

最期に

以上のように、サムライインキュベートについて紹介してきましたがあらためて内容を振り返ります。

サムライインキュベートは2008年にVOYAGE GROUPで営業、マーケティングなどを行っていた榊原氏が独立して立ち上げたベンチャーキャピタルでシードラウンドのベンチャー企業に特化した投資を行っています。

特にサムライインキュベートは様々なシードIT企業に投資を行っているので、ベンチャー企業の登竜門的な存在だと言えます。

投資の方針はシードラウンドの企業に特化する事と、ICTビジネス、エンジニアがいる事など色々な条件がありますが、まだ実績がない企業に対して投資を行うという事もあり経営者の資質も重要な判断材料になっています。

サムライインキュベートではこの経営者、ビジネスマンとして大切な資質を

義、礼、勇、誉、仁、誠、忠、挑

という8つの漢字で表現しています。

投資の実績としては、シード期の企業への投資と言う事もあり少額の投資を色々な企業に対して行っていますが注目するべきはイスラエルに支店を持ちイスラエルのスタートアップに積極的に投資を行っている事です。

イスラエルはIT先進国ですが、日本には十分に企業の発掘を行っているベンチャー企業はほとんどなく、代表である榊原氏が自らイスラエルに移住して地元のベンチャー企業の発掘を行っているのは大きな強みだと言えます。

EXITの実績としてはまだIPOを達成した会社は存在しませんが、買収によるEXITは実績があるので、今後投資先の企業からIPOを達成する企業が現れる事が望まれます。

投資を受ける為のアプローチはしやすく、サムライスタートアッププログラムという起業家育成プログラムを定期的に開催しているのでそれに参加すればアプローチできますし、投資先として採択されれば出資して貰えるだけではなくコワーキングスペースが格安で使用できたり、専門家や企業とのマッチングを行ってくれたりと、ベンチャー企業にとって必要なインフラが整います。

ただし、日本のベンチャー企業に対する最初の投資は一律450万円なので、450万円と分配する株式の割合が本当に適正なのかはよく考えた方が良いでしょう。

シード期の資本政策については特に注意が必要で、ここで安易に投資を受け入れて株式を分散させてしまえば、今後他のベンチャーキャピタルからの投資が必要になった時に分配する株式が不足するかもしれません。

また、創業者の株式が少なくなりすぎて株主総会で会社を追い出されたり、せっかく上場したとしても、株式公開による恩恵をほとんど受けられなかったりというケースも考えられるのでシード段階だからこそしっかりと資本政策のプランを考える必要があります。

 

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