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ユナイテッド(ベンチャーユナイテッド)とはどんなベンチャーキャピタルなのか?投資の実績や評判を徹底解説!

2017年現在は第四次ベンチャーブームだと言われています。

今回と、2000年前後に発生したITバブルの際に発生した第三次ベンチャーブームとの大きな違いは、

ベンチャーキャピタルが増えて、自己資金や銀行から融資を受けるだけではなく、ベンチャーキャピタルから投資を受けるという手段が利用しやすくなったことにあります

昔から独立系のベンチャーキャピタルや金融系のベンチャーキャピタルというのは存在していました。

近年の傾向としてIT企業として成功した企業がシナジー効果の高い企業を発掘・育成するためにベンチャーキャピタルをグループ内に持つパターンです。

例えばGMOベンチャーパートナーズやGREEベンチャーズ、サイバーエージェント・ベンチャーズなど第三次ベンチャーブーム以降のベンチャー企業が続々とベンチャーキャピタルを設立し後進の育成を行っています。

今回紹介するベンチャーキャピタルはベンチャーユナイテッドという会社です。親会社はユナイテッドというソーシャルアプリなどを作っている会社になります。

なので一見すると事業会社として成功した会社が後進の育成のために設立した歴史の浅いベンチャーキャピタルのように思われがちです。

しかし、このベンチャーキャピタルの来歴を紐解くと実は老舗のベンチャーキャピタルであることが様々な有名企業のIPOに関わって来た事がわかります。

この記事では、このベンチャーユナイテッドに注目し、どのようなベンチャーキャピタルなのか、概要や実績などを徹底解説していきます。

 

ユナイテッド(ベンチャーユナイテッド)の概要

まずはベンチャーユナイテッドの概要からお伝えします。ベンチャーユナイテッドとはユナイテッドという会社が持つベンチャーキャピタルです。

ユナイテッドは1998年2月に設立された会社で資本金約30億円、従業員が連結で約250名程度の企業で、2006年に東証マザーズに上場しています。

博報堂DYホールディングスのデジタル・アドバタイジング・コンソーシアムという会社にTOBを受けて2012年から子会社となっています。

 

設立からの来歴は少し複雑でネットエイジ、フラクタリスト、エルゴ・ブレインズ、インタースパイアの4社を元にできた会社です。

まず初めに1998年に創業者の西川氏が「株式会社ネットエイジ」を設立されます。

そして、2004年から持株会社化し「株式会社ネットエイジグループ」となり、上場した次の年の2007年にngi group株式会社に名前を変更し、2010年にセントレックスに上場していた株式会社フラクタルを吸収合併しました。

その後2012年に「モーションビート株式会社」に社名を変更し、同じ2012年の年末にエルゴ・ブレインズ、インタースパイアが合併して2009年に誕生した株式会社スパイアをモーションビートが吸収合併して今のユナイテッド株式会社に社名を変更しました。

 

行っている事業は

  • アドテクノロジー事業
  • コンテンツ事業
  • インベストメント事業

の3種類があり、アドテクノロジー事業では広告配信プラットフォームの「Bypass」やモバイル動画広告プラットフォームの「VidSpot」などの運営を行っています。

コンテンツ事業ではスマホゲームの「Crash Fever」やスマートフォンきせかえコミュニティの「CocoPPa」などの運営・開発を行っています。

そのユナイテッド株式会社のインベストメント事業を引き受けている子会社がベンチャーユナイテッドです。

 

ベンチャーユナイテッドはスパイアとの吸収合併の前からベンチャーキャピタル業務を行っておりました。

元々はngi capitalというベンチャーキャピタルで2008年にユナイテッドに吸収合併されてしまいますが、2011年にngi growth capitalとして再び子会社化されて、今の「ベンチャーユナイテッド」へと社名を変更しました。

このような経歴から2010年以降にできたベンチャーキャピタルだと思われがちですが、実は昔からあるベンチャーキャピタルの1つであると言えます。

 

投資を行う際には、

  • ユナイテッドが直接株式を購入するパターン
  • ベンチャーユナイテッドのファンドを通じて投資を行うパターン

 

この2パターンがあり、2017年3月期のユナイテッドとしての連結業績は売上150億円、営業利益14億円程度でそのうちインベストメント事業の売上は9億円程度となっています。

 

 

主なEXIT実績は?

一般的な有名なベンチャーキャピタルと比較すると、誰でも知っているメジャーな企業のグループ会社のベンチャーキャピタルで無いために、実績についていまいちではないかと思う人もいるかもしれません。

しかし、ngi時代の投資先まで入れるとベンチャーユナイテッドは数多くの有名な企業のIPOに関わっています。

 

例えば、その1つが「mixi」です。今でこそFacebookに押されがちですが2000年代中盤のmixiと言えば、日本のSNSとして圧倒的な人気を誇っていました。

mixiの利用者が少なくなってきて近年業績を低下させていましたが、スマホゲームのモンスターストライクのヒットにより、急激に業績を向上させたことでも有名です。

ベンチャーユナイテッドはngi capital時代にmixiの創業時の出資を行っており、創業に影響を与えた会社の1つであると言えます。

 

また、もう1つベンチャーユナイテッドが出資した会社として有名な会社が「ライフネット生命」です。

ライフネット生命は日本国内で74年ぶりに設立された独立系の生命保険会社で保険外交員を使わずにインターネットで直接保険商品を販売するネット生保の先駆け的な存在で2012年に東証マザーズに上場しています。

ライフネット生命がネットライフ企画という名前で2006年に設立されていますが、生命保険業免許を受けたのは2008年4月の事です。

同じ月にベンチャーユナイテッドの前身のngi capitalはまだ海のモノとも山のモノともわからないライフネット生命に出資しています。

 

このように有名な企業のIPO、それも設立時に近い段階で出資を行っているベンチャーユナイテッドですが、近年でも2017年に上場したネット広告、HRソリューション開発のFringe81や2014年に上場したスマホゲームのgumiなどにも出資しています。

このような事例から実績は十分なベンチャーキャピタルであると言えます。

 

ユナイテッド(ベンチャーユナイテッド)のファンドの内容について

このように実績を持っているベンチャーユナイテッドですがファンドの規模は少し小さめです。

ベンチャーユナイテッドの1号ファンドは「DACベンチャーユナイテッド・ファンド1号投資事業有限責任組合」という名前で、出資金総額は12.6億円とメジャーなベンチャーキャピタルのファンドの規模と比較すると少し劣ります。

なお、出資者についてグループである博報堂から出資を受けているのはもちろんのこと、みずほキャピタル、フュージョン・コミュニケーションズ、SBI証券などが出資し、なによりも中小企業基盤整備機構が半分の6.3億円を出資している極めて信頼性の高いファンドだと言えます。

 

2017年10月には2号ファンドが設立されており、規模や出資元などについて公表されていませんが、AIやIoT、AR、ブロックチェーンの技術などを使って社会にイノベーションを起こすような企業に対して投資を行う事を目的としております。

既にAR/MRコミュニケーションツールを開発するGATARIやチャットを使った訪日外国人旅行者向けのコンシェルジュサービスを行うFASTJAPANなどに投資を行った事が発表されています。

 

ユナイテッド(ベンチャーユナイテッド)の投資方針について

ベンチャーユナイテッドの投資の大きな特徴は、シード・アーリーステージに特化している事です。

そのため、ファンドの規模も12億円でも十分で、1件当たり数千万円程度の投資をベンチャー企業に対して行います。

ただし、1件あたりの出資金額は少なくなりますがその分シード・アーリー期の企業は失敗確率も高いので成長するベンチャー企業を見極める選定能力が重要になってきます。

投資先については二号ファンドのようにAIやIoT、AR、ブロックチェーンの技術などを使っている企業や、ITによって社会にイノベーションを起こしそうな企業を選定していると考えられます。

 

最近の投資実績は?

二号ファンドで投資した「GATARI」や「FASTJAPAN」の他にも色々な企業に投資しています。

例えば、専門家のスポットコンサルのマッチングサイトのビザスクやマーケティングパートナープラットフォーム「BOXIL」など今後成長が期待される企業への投資を行っています。

 

ホームページで公表されている現在投資中の企業は10社程度ですが、この他にもインドネシアのキュレーションアプリの「kurio」を運営するPT. Kurioや、最初のデートをセッティングするマッチングアプリの「Dine」を運営するMrk & Coなど日本国内以外の企業にも積極的な投資を行っています。

ただし、アーリーステージは事業が失敗する確率も高く、安易に投資すると失敗する確率が高くなりますので事業を分析した上で慎重に投資を行っていると考えられます。

 

ユナイテッド(ベンチャーユナイテッド)から投資を受けるには

アーリーステージの企業に対して投資を行っているので、ミドルやレイターステージに投資する企業のようにどの位までに黒字転換できそうか、後どの位でIPOできそうなのかなどのように現実的な着地点ではなく、事業の潜在的な成長性やニーズの可能性を基準に投資をしていると考えられます。

つまり、既に同じようなサービスが社会に存在して、その隙間を縫ってシェアを獲得して上場を目標とする会社よりも、「日本で初のネット生命保険を作る」ような、まだ類似するようなサービスが無い成長すれば大きく成長しそうなサービスを行っている必要があります

また、近年の重点投資領域はAIやIoT、AR、ブロックチェーンなので、これを絡めた事業を行っていると投資確率はあがると考えられます。

 

このようなアーリーステージのベンチャー企業は一般的に知名度が低いなので、ピッチイベントなどに出てコツコツとベンチャーキャピタルや投資家にイメージしていくか、直接連絡を取る方法が考えられます。

いずれにしても、アーリーステージという事で事業の失敗可能性は高く、投資先を厳しく選定していると考えられるため、自社の事業のプレゼンをかなり練り込んだ上で、アプローチした方が良いと考えられます。

 

最期に

以上のようにユナイテッド(ベンチャーユナイテッド)について説明してきましたが、改めてベンチャーユナイテッドがどのようなベンチャーキャピタルなのか振り返ります。

ベンチャーユナイテッドは2012年にモーションビートがスパイアを吸収合併する事に誕生したユナイテッドの子会社なので歴史の浅いベンチャーキャピタルと勘違いされるかもしれません。

しかし実際はモーションビートの変更前の社名がngi groupで、この会社のベンチャーキャピタルのngi capitalとして活動してきました。

2008年にngi groupに吸収されて一度は消滅してしまいますが、組織自体は残り続け、2011年に ngi growth capitalとして再び子会社化され、それが社名変更によってベンチャーユナイテッドになりました。

このような経歴からngi capital時代も含めると、比較的ベンチャーキャピタルの中でも古い部類に入ると言えます。

 

投資をしている領域はIT関連の業種で、特にシード、アーリーステージに企業に投資を行っています。

過去には、SNSやスマホゲームのmixiの創業時や日本初のネット生命保険が生命保険免許を獲得した直後に融資を行った実績があります。

1号ファンドは12.6億円と少し小さめのファンドでありますが、中小企業基盤整備機構が半分の6.3億円を出資している事から信頼性の高さがうかがえます。

なお、2017年10月からは2号ファンドも設立されてAIやIoT、AR、ブロックチェーンの技術を使って社会にイノベーションを起こそうとするベンチャー企業に対して現在投資を行っています。

ベンチャーユナイテッドが投資をしている件数は他の大手ベンチャーキャピタルよりも少ないのですが、Fringe81、メタップス、gumiなど複数の上場企業が誕生していますし、海外の企業に対しても積極的に投資を行っています。

 

投資金額は一社数千万円程度ですが、シード・アーリーを中心に投資を行っており、IPOの実績も豊富なのでベンチャー企業経営者にとっては頼もしいベンチャーキャピタルの一つです。

特にシード・アーリー期は実績もほとんどないのでビジネスモデルやアイデア自体に投資する事が多いので失敗可能性が高いのであまり積極的に投資をしてくれる企業は少ないので貴重な存在だと言えます。

ただし、だからといって簡単に投資してくれるというわけではなく、投資した分だけ企業が成長しそうなビジネスモデルを提案する必要があるので、綿密に準備した上でアプローチした方が良いでしょう。

 

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