資金調達ガイド

資金調達ガイド

いま現在、世の中には、さまざまな資金調達方法があふれ返っていますが、
その中から馴染みのあるものから、あまり馴染みのない新しい調達方法までご紹介いたします。

ファクタリング

ファクタリング

ファクタリングは、企業が保有している売掛債権を現金化するサービスで、最短1日で現金の確保が可能な調達方法です。

公的融資制度

公的融資制度

国や地方自治体などの公的機関が中小個人事業主や開業予定者の支援を目的として設けている融資制度です

金融機関からの借入

金融機関からの借入

金融機関へ決算書や事業計画書などを提出し、審査を受け決済が下りることで融資を受ける調達方法です。

個人投資家からの借入

個人投資家からの借入

個人投資家からの借入には、個人投資家との接点となる人脈作りと、優れた事業計画の構築をバランスよく行ってく必要があります。

ベンチャーキャピタルからの出資

ベンチャーキャピタルからの出資

主に高い成長率を有する未上場企業に対して投資を行う投資会社(投資ファンド)から出資を募ります。

助成金・補助金

助成金・補助金

助成金・補助金は、条件を満たし審査が通れば受給でき、原則返済義務がないため事業者にとって最も有利な調達方法です。

事業者ローン

事業者ローン

事業者ローンは、経営者や個人事業者を対象としたローンで、無担保、第三者の保証人なしで融資を受けられる調達方法です。

カードローン

カードローン

カードローンは、銀行や消費者金融などの金融機関から無担保で借りることができ、分割で返済することが可能な融資です。

親族・知人からの借入

親族・知人からの借入

親族・知人から借入をする際には、その人の好意でお金を借りることになります。

その他

その他

その他、資金調達にまつわる関連情報を取りまとめてあります。

仮想通貨

仮想通貨

仮想通貨とは、デジタル通貨、暗号通貨とも呼ばれ、実物のないインターネット上のお金として機能しています。

専門家コラム

専門家コラム

資金調達に関する知識や情報について、金融、税務など様々な専門家が独自の視点で解説します。

事業運営に欠かせない資金調達!資金調達の方法やメリット・デメリットとは?

「事業拡大に伴う追加投資」・「売掛債権の流動化」・「金融機関の評価スコアの向上」など資金調達に迫られる理由は様々です。

資金調達手段として銀行からの融資やビジネスローンの利用が知られていますが、実はこれ以外にも資金調達手段は多く存在します。

事業者間の生存競争が激化する現在、1つでも多くの資金調達手段の把握が事業運営には求められます。 いざという時のサバイバルテクニックとなる資金調達法を紹介します。

【3つに大別される資金調達手段とその特徴とは?】

資金調達手段は大きく3つに分類され、それぞれの資金調達手段の特徴は以下のとおりです。

1.アセット・ファイナンス

所有する自己資産の中で資産価値の高いものを売却し資金調達を行います。 売却可能な自己資産には有形資産や無形資産が含まれます。 アセット・ファイナンスでの資金調達は、流動性の低い資産を流動性の高い資金に置き換えることを意味します。 これは現在注目される「資本のオフバランス化」に繋がり事業運営の健全化を推し進める2次的効果も望めます。

2.デッド・ファイナンス

金融機関や公的機関からの融資や手形を割引で資金化するなど、最も広く知られる資金調達方法です。 手形割引での資金調達はアセット・ファイナンスのように感じるかもしれませんが、割引で資金化を行った手形が不渡りになれば買い戻し義務が発生します。ノンリコースではなく返済義務が生じるため、手形割引での資金調達はデッド・ファイナンスに分類されます。

3.エクイティ・ファイナンス

投資家からの投資で資金調達を行うのがエクイティ・ファイナンスです。 投資という形で調達した資金には返済義務が発生しませんが、資本金増資の出資比率によっては投資家の発言力が強くなり、事業の自主性を保つことが難しくなるケースもあります。 新たな資金調達方法として注目を集めるクラウドファンディングや、仮想通貨の1つであるトークンを発行し世界中に投資を募り資金調達を行うICOなどもエクイティ・ファイナンスに分類されます。

【3つに大別される資金調達手段の具体的な方法とは?】

事業運営には欠かせない資金調達ですが、資金調達手段は多種多様に存在します。既述の資金調達手段では、どのような方法で資金調達を行えるのかを紹介します。

1.アセット・ファイナンス

アセット・ファイナンスといえば

・有価証券

・不動産

・ゴルフ場会員権

などがあります。

それらを含め、流動性の低い自己資産を売却し、資金調達を行うアセット・ファイナンスは次の方法で資本置き換えを行います。

・不必要な資産の売却:不動産、絵画、有価証券、ゴルフ場会員権など

・不良在庫の売却:販売見込みが立たず保管コストばかり在庫など

・リースへの切替:車両、不動産、設備機器類など

・無形資産の売却:自社が構築した顧客網、代理店などの販売網、売掛債権、特許や営業権・開発権、商標など

無形資産の売却に含まれる売掛債権の売却が、流動性の低い資産のオフバランス化を行うファクタリングです。

2.デッド・ファイナンス

デッド・ファイナンスといえば

・銀行融資

・ビジネスローン(事業者ローン)

・カードローン

・日本政策金融公庫融資

・信用保証協会

・商工組合中央金庫

などがあります。

融資で行う資金調達法は最も身近な方法ですが、銀行やビジネスローン・商工ローン以外でも融資が受けられることは意外と知られていないようです。

・公的融資:日本政策金融公庫や商工組合中央金庫などの政府系金融機関や地方公共団体の制度融資や信用保証協会の保証付で受ける銀行からの融資などが該当します。

・流動資産担保融資:動産譲渡登記を行い流動性の低い在庫や原材料などを担保に融資を受けます。ABL(アセット・ベースド・レンディング)と呼ばれ近年注目される資産調達手段です。

・売掛債権担保融資:債権譲渡登記を行い売掛債権を売却することなく担保として融資を受けます。 売掛債権を売却しない点がファクタリングとは異なります。

上記以外にも手形割引・不動産担保ローンが一般的な資金調達手段だといえます。 また取引先から前払いを受ける形や事業所の従業員から借り受ける「社内預金制度」などで資金調達を行うことも可能ですが、取引先や社内の人間関係が大きく影響する資金調達手段だと言えます。 その他、親族・知人から借りるケースもあります。

3.エクイティ・ファイナンス

エクイティ・ファイナンスといえば

・IPO(新規株式公開)

・ベンチャーキャピタル

・エンジェル投資家

・個人投資家

・クラウドファンディング

・私募債

などがあります。

IPOと呼ばれる株式公開や上場で資金調達を行うことが、資金調達の最終到達地点だと考えられています。 IPO後は新株を発行し第三者割当増資で資金調達が行えますが、IPOのほか、資金調達手段には次の方法が存在します。

・エンジェル投資家からの投資:投資先進国の欧米で盛んに行われる投資で、成長が期待できるベンチャー企業に投資を行います。国内でもベンチャー企業投資促進税制の創設後徐々に広がりつつある資金調達方法です。

・投資専門会社からの投資:ベンチャー企業に投資を行い、上場させることで資金回収を行う投資専門会社(ベンチャーキャピタル)からの出資で資金調達を行います。

・中小企業ファンド:投資専門会社によって目的別に設立された投資事業有限責任組合から資金調達を行います。

また従業員持ち株制度やストックオプションと呼ばれる新株予約権などで、事業所内で投資を募る資金調達手段も存在します。 ストックオプションの1つとしてトークンを発行するICOを採用するケースも増加しています。 また、オンラインで小口の個人投資家からの投資を受けられるクラウドファンディングは、革命的なエクイティ・ファイナンスの手法として事業所や投資家から高い注目を集める資金調達手段だといえます。

その他の資金調達方法として、補助金・助成金も有力な方法の1つとなります。また、比較的新しい方法として仮想通貨での調達方法もありますが、まだ国内での法整備が進んでいないため、積極的に活用するのは控えたほうが良いと言われています。

【各資金調達手段のメリットやデメリットとは?】

資金調達を考えている方にとって「アセット・ファイナンス」・「デッド・ファイナンス」・「エクイティ・ファイナンス」などの資金調達法は非常に魅力的に映るのではないでしょうか? しかし、それぞれの資金調達にもメリットとデメリットが存在するので紹介します。

1.アセット・ファイナンス

【メリット】

保有する流動性の低い資産を流動性の高い資金に置き換えることで、資産のオフバランス化が可能となり総資産利益率を向上させます。財務比率の改善に繋がり事業の信用の向上効果に繋がるのがメリットです。

【デメリット】

一方、資金に置き換えることができる資産がなければ資金調達を行えないことから、資金調達が資産の質に大きく影響される点はデメリットだと考えられます。

2.デッド・ファイナンス

【メリット】

融資で資金調達を行うので融資元を選べる点や、借り入れに節税効果がある点は大きな魅力です。融資元の承認を得ずに事業運営を行え事業運営の自主性を守りやすい点もメリットだといえます。

【デメリット】

一方、融資には厳しい審査が存在し審査を通過できない可能性や融資元の判断で融資の引き上げが行われる可能性、完済まで発生し続ける利息などがデメリットだと考えられます。

3.エクイティ・ファイナンス

【メリット】

投資を受け資金調達を行うので調達資金には原則返済義務や利息が生じないことや、貸借対照表(バランスシート)上では資本として扱われ自己資本率が向上することはメリットだといえます。

【デメリット】

一方、株式を発行することで事業運営権を投資家に握られる可能性や利益に応じた配当を株主に分配する際の配当政策を行う必要があるなど事業運営の自主性をも守り難い点がデリットだと考えられます。    

【事業の資金調達まとめ】

資金調達は事業運営に欠かすことができないものですが、調達手段によっては事業の存続が危ぶまれる事態に陥るケースも存在します。

運営する事業によって最適な資金調達手段は様々ですので、多くの資金調達手段の情報を掴んでおく必要があると言えるでしょう。

資金調達方法の個々の具体的な内容は、それぞれ解説記事で詳しくお伝えしていますので参考にしていただければと思います。

今すぐお金が欲しい!資金調達診断