SMBCモビットの個人向けキャッシング・ローンの種類は1つだけ?申し込み形態に違いがある?
ここでは、知名度の高い消費者金融の一つである「SMBCモビット」の個人向けキャッシング・ローンの種類などについて解説しています。
メリットやデメリットについても触れていますので、SMBCモビットが気になっている・もしくは個人向けのキャッシング・ローンを探しているという方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
目次
SMBCモビットの概要
消費者金融会社であり、芸能人のCM起用などで高い知名度を持つSMBCモビット。設立されたのは2000年の5月であり、消費者金融としては比較的浅い業歴を持ちます。
しかし、大手メガバンクである三井住友銀行を子会社に持つSMBCグループに属している事や、2018年のオリコン顧客満足度ランキングで複数の1位を獲得している事からも分かる通り、利用者からの注目度は非常に高いと言えるでしょう。
ちなみに、同じSMBCグループに属している子会社として消費者金融大手のプロミスがあります。
プロミスはSMBCモビット設立当初の出資企業でしたが、SMBCグループの吸収・合併の際に同時に子会社化されたという経緯を持ちます。
SMBCモビットは個人向けのキャッシング・ローンだけが注目されがちですが、銀行保証ローン業務も行うなど手掛けている金融業は以外と幅広いものです。
SMBCモビットの個人向けキャッシング・ローンは1種類だけ!
消費者金融系のカードローンには珍しく、SMBCモビットの個人向けキャッシング・ローンは1種類しかありません。
利用者が申し込めるカードローンは当然一つであり、他社の幅広い商品に対して劣っているように感じてしまうかもしれません。
しかし、SMBCモビットのカードローンは「カードを使用するタイプ」「カードレスタイプ」の2通りが選べ、なおかつカードレスタイプであればスマートフォンのアプリを使用するキャッシングも用意されています。
種類は確かに少ないですが利用者の「使い方」に拘った独自のサービスを多数展開しており、その点が支持されている理由だと言えます。
せっかくですので、ここではカードローン/カードレスの双方の共通点や違いをチェックしてみましょう。
① モビットカード/カードローン
消費者金融のキャッシング・ローンには、「申し込みの段階で借入れを行う必要があるもの」と「申し込みをして、借入れはいつでも可能」という2つのタイプがあります。
特にカードローンタイプは後者であり、SMBCモビットもこちらに当てはまります。
カードローンの発行自体は入会として扱われるため、借入れを行わなくてもカードを作る事は可能なのです。
これは例えば「将来的に借入れの予定があるので、今の内にカードローンを作っておきたい」というような場合に便利です。 限度額は1万円~800万円、実質年率は3.0%~18.0%に設定されています。
作成したカードで銀行やコンビニに設置された提携ATMから引き出す事も可能ですが、自身の口座に振り込みでキャッシング出来るなど借入れ方法は自由に選ぶ事が出来るのもメリットです。
・限度額/1万円~800万円まで
・実質年率/3.0%~18.0%
・遅延利率/20.0%(実質年率)
・貸付条件/20歳~74歳の安定した収入のある方。(SMBCモビットの基準を満たす方)収入が年金のみの方はお申込いただけません。
・担保、保証人/不要
② モビットカード/カードレス
SMBCモビットのカードローンはカードを作成する事が前提ですが、特定の条件を満たせばカードレスで利用を開始する事が出来ます。
特定の条件とは、「三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行の口座を既に持っている方」「全国健康保険協会発行の保険証(社会保険証)、もしくは組合保険証をお持ちの方」の2点です。
この2点の条件を満たしていれば勤務先への在籍確認電話はメールに、自宅への郵送物の発送はすべてWeb上で完結されます。
カードが無い事を不便に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、このカードレスサービスを利用すれば家族や知り合いに知られる事なくモビットの申し込みが可能です。
また、審査結果後すぐに借入れを利用する事が出来るため、スピーディな融資にも対応していると言えるでしょう。
商品内容もカードを利用するタイプとまったく同じものとなっています。
・限度額/1万円~800万円まで
・実質年率/3.0%~18.0%
・遅延利率/20.0%(実質年率)
・貸付条件/20歳~74歳の安定した収入のある方。(SMBCモビットの基準を満たす方)収入が年金のみの方はお申込いただけません。
・担保、保証人/不要
・公式サイトは上記「モビットカード/カードローン」を参照
SMBCモビットのカードローンを利用するメリット&デメリット
ここでは少しだけ、SMBCモビットのメリット&デメリットについて見てみましょう。
SMBCモビットに限った話ではありませんが、キャッシングやローンを検討する際は特に「他の消費者金融との違い」という点から考える事が重要です。
・審査スピードの速さが魅力
ホームページ上の「申し込み~カード発行の流れ」に記載してある通り、SMBCモビットの10秒簡易審査というスピード審査を魅力としています。
ただし、この時間はあくまで目安であり実際には1時間~2時間程度が平均的のようです。
また、申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
特に急いでいる場合などは、メールよりも電話で申し込みを行った方が良いでしょう。
ちなみに、SMBCモビットに限らずカードローンは審査に通過出来ない場合はメールですぐ連絡が来るのに対し、申し込み可能と判断された場合はある程度時間がかかる傾向があるようです。
・専用のアプリケーション「モビットアプリ」で便利に!
SMBCモビットの社名は「Mobile」や「Money」、「Bit」などの単語を組み合わせた単語です。
それを意識しているかは分かりかねますが、SMBCモビットは特にインターネットやスマートフォンを使った手軽さを全面に押し出しています。
SMBCモビットがカードレスで利用できる事は先ほどもお伝えした通りですが、スマートフォン専用のアプリケーションを使用して更に便利にする事も可能です。
このモビットアプリを使用すると、入金や残高確認などのサービスを簡単操作で手軽に利用する事が出来るのです。
もちろん、アプリを利用してセブン銀行などで現金を借り入れる事も出来ます。
このアプリサービスは他のキャッシング・ローンでも見かけるようになって来ましたが、まだまだ数は少ないため貴重だと言えるでしょう。
「SMBCモビット モビットアプリ」
http://www.mobit.ne.jp/special/app/index.html
・有人店舗が無いのはデメリットにもなりえる
SMBCモビットのカードをすぐに手に入れたい場合はグループ会社の三井住友銀行のローン契約機を使用する事でスピーディに審査を行う事が出来ます。
有人店舗を持つ他の消費者金融と比べるとデメリットだと言えますが、その点は先にご紹介したカードレスやアプリの利用でカバーされています。
・無利息期間などの独自サービスは無し
消費者金融の中には「30日間の無利息」を提供しているカードローンも多くありますが、SMBCモビットではそのようなサービスはありません。
1か月以内という短期間で返済する予定で少額を借りる場合、この点は当然デメリットになり得ます。
限度額が1万円~800万円、金利が3.0%~18.0%に設定されている点も、消費者金融という枠組みで考えるとごく一般的なものです。
無利息サービスを利用した借入れを検討している場合は、他の消費者金融を検討した方が良いでしょう。
【まとめ】SMBCモビットのキャッシング・ローンは1種類だけ!
いかがだったでしょうか。カード有り・カードレスなどの違いこそあれ、SMBCモビットの個人向けキャッシング・ローンはたった1種類だけです。
様々なタイプのローン商品を打ち出す消費者金融が多い中、SMBCモビットの種類の少なさはどうしてもデメリットに見えてしまうかもしれません。
しかし、種類が1つだけというのは利用者からしてみれば逆に選びやすいというメリットでもあるのです。
他のキャッシング・ローンとの比較をしつつ、SMBCモビットの利用も是非検討してみてはいかがでしょうか。